株式会社広築 サーマルGr
注目ポイント
水素雰囲気連続式光輝熱処理炉
水素ガスを利用した連続式の光輝熱処理炉
本装置は処理品セット後に予熱→加熱→冷却が一連のラインで自動的に行われますので、量産処理に適しています。
還元性雰囲気(⽔素、⽔素+窒素、アンモニア分解ガス)を使⽤することにより、ステンレス等の⾦属表⾯の微量の酸化物も還元し、光輝処理が可能です。H2ガス等可燃性ガスに対して両端開放部にはN2ガスカーテンを採用し、入口・出口からの空気流入を抑えることにより安全性が確保されています。
ヒーターには、金属発熱体(Fe-Cr-Al)または炭化珪素発熱体(SiC)を使用します。
加熱ゾーンを2~10台以上の高精度な自動温度調節計によって分割制御することにより、最適な予熱及び加熱温度勾配設定が可能で、品質の確保と変形の少ない熱処理が可能です。
Q:水素は加熱炉に流入した後に空気中に流出(放出)するのでしょうか。
A:連続炉前後に燃焼塔が取り付けられており、配管を通して上部に流れます。その先端に点火ヒーターが取り付けられており自然に着火し、水素(H2)と空気中の酸素(O2)が燃焼により水(H2O)となり空気中に放出されます。
目的別、形状別連続炉
ステンレスパイプ、ステンレス丸棒・板材等長尺製品
ステンレス製品への対応の場合、本炉は 雰囲気循環式冷却機構(急冷装置) を装備しています。還元雰囲気を冷却器内と熱交換器の間で循環させることにより、冷却器内の還元雰囲気を常に冷やされた状態に保ちます。また循環風量のアップにより処理物にあたる還元雰囲気の総量を増やし、冷却効果をより高めています。ステンレスパイプ、ステンレス丸棒などの場合、入口から出口までストレートになっておりますので、どのような長さの処理物でも(極端な例ではエンドレスでも可能)、入口から加熱部までの置換部を長く取ることにより処理パイプ内の空気と水素の置換を確実にしています。長年の経験で他社が嫌う水素雰囲気でのストレート炉を数多く納入しております。
※弊社 那須⼯場(栃⽊県)にて、この連続式のBCE型光輝熱処理設備 を利⽤した受託加⼯も承っております。
プレス部品・小物部品などのろう付け、マルテンサイトステンレス製品の焼入れ、オーステナイト系ステンレス製品の固溶化処理、各種材料の焼鈍用の連続炉です。
入口出口に傾斜を付けたタイプにする事により、雰囲気ガスの消費量を少なくすることができ、尚且つ炉気の安定にもなります。
処理物は一定のスピードで搬送するベルトコンベアに載せます。本設備は連続処理であるため、入り口から出口まで全て同じ温度プロファイル、雰囲気中での熱処理になります。条件さえ決めてしまえばセットするだけで全て同じ処理が可能です。ベルトは予熱(置換)ゾーン、加熱ゾーン、冷却ゾーンを通過して冷えた状態で出口に到着します。
※弊社 那須⼯場(栃⽊県)にて、この連続式のBCE型光輝熱処理設備 を利⽤した受託加⼯も承っております。
連続炉は長い設備ですので通常は入り口側に1名、出口側に1名又は1名で入口出口を常時往復移動して処理品を投入取り出しをします。小物部品等は台板又はトレーに乗せ搬送する事により、搬入コンベア装置を使用しセットコンベア⇒連続炉を自動化し、リターンコンベア装置を使用し連続炉⇒ストックヤードへ搬送出来ます。
入り口側の搬入コンベアと出口側のストックコンベアを接続することによりフルリターンとして、台板又はトレーのみ循環し、作業スペース一箇所で処理物の投入・取り出しを作業できるようにできます。
※弊社 那須⼯場(栃⽊県)にて、この連続式のBCE型光輝熱処理設備 を利⽤した受託加⼯も承っております。
サーマル(Thermal)の光輝熱処理炉
鋼用小型熱処理のラインナップ
金型治工具類の焼入れ・焼き戻し用熱処理装置
サーマルブランドが世に知られることになった金型・治工具の小型焼入れ焼き戻しのシリーズです。簡易洗浄機セットで購入して頂く事が多く、一番簡単な卓上型焼入れ炉、窒素雰囲気焼入れ炉、半自動窒素雰囲気焼入れ炉、全自動多目的加熱炉迄豊富なラインナップを準備しております。大量の焼入れではなく各材質、重量、肉厚にあった小回りの利く精密な焼入れが可能です。また焼き戻し炉としては焼入れ炉のシリーズに合わせたサイズとSKDなどの繰り返し焼き戻しが必要な場合のための全自動繰り返しテンパー炉も要しております。
焼入れ炉シリーズ
SAM型多機能熱処理炉
油冷とガス冷、二つの冷却機能が装備された一台二役の熱処理炉。従来それぞれに専用機を必要とした油冷鋼と空冷鋼に加え、高温加熱を要する高速度工具鋼(ハイス鋼)の熱処理も対応できる複合型装置です。
加熱室、ガス冷却室、油槽が密閉構造で一体化されており、窒素雰囲気中で熱処理することによりワークの酸化を軽減できます。
全自動制御による品質の一定化と安全性への配慮、マッフルレス方式によるメンテコストの削減など、多品種少量生産への対応を踏まえた、低コスト・省スペース・省力の考えが徹底して盛り込まれています。
SA型窒素雰囲気焼き入れ炉
ベストセラー 小型無酸化焼入れ炉である精密機械部品、金型部品、工具、治具等の無酸化焼入れを自社で短時間に、そして誰にでも簡単にできる熱処理炉という要望で開発された無酸化焼入れ炉です。
プログラム温度調節計装備の本炉は、第9回発明大賞(日本発明振興協会、日刊工業新聞社)考案功労賞を受賞し、高い評価を得ました。また使いやすくて多目的、汎用セミオートタイプであるLAM型は金型や工具の焼入れを目的としたたて型雰囲気炉です。半自動タイプですので、必要な熱処理が誰にでもできるよう、操作がしやすくなっています。
空冷鋼用と油冷鋼用があり、空冷鋼用の場合は加熱炉と炉前台、油冷鋼用の場合は加熱炉と油槽により構成されます。
全自動繰り返しテンパー炉
ダイス鋼(SKD)やハイス鋼(SKH)のテンパー(焼戻し)は、2回以上の繰り返しテンパーでじん性の回復や残留応力の低減を図ることができます。
焼入れ後の高温焼戻しでじん性を回復し、残留オーステナイトを分解してマルテンサイトに変態することから、さらに2回目・3回目の焼戻しを行います。
・加熱時はヒーターをONにし、熱風循環方式で対流加熱を行い、冷却時にはヒーターをOFFにし、外気を取り入れて冷風冷却を行います。
・繰り返しテンパー炉はワークをセットすれば、全自動で加熱→冷却→加熱を繰り返しますので、人手がかからず、夜間運転も可能です。
SAM型をはじめサーマル(Thermal)の雰囲気加熱炉の詳細
非鉄金属熱処理炉ラインナップ
水素・窒素雰囲気を利用した非鉄金属用熱処理炉
電子部品・精密機械部品は機械精度の向上に伴い、清浄なガス雰囲気中で加熱を行う必要があります。
サーマル(Thermal)のベル型炉BMR、ポット型炉PMRと横型炉RAVは主に鋼合金など電子部品用の清浄加熱炉として使用されております。銅・及び銅合金の帯鋼、ワイヤー等の光輝焼鈍、電線、複合材料、接点材料、リードフレーム、ステンレスワイヤー等の光輝焼鈍として使用されます。
水素100%ベル型光輝焼鈍炉
BMR型ベル型光輝焼鈍炉
当社の蓄積された雰囲気技術をもとに簡易化、省エネ化されたベル型光輝焼鈍炉です。この炉で焼なましを行うと酸洗等の後処理なしでも使用可能です。
省エネバーナー搭載で、低NOX化と24.1%の省エネを達成しました。大型ベル型炉は処理重量が最大25トン/チャージまでラインナップしており、省エネのためにリジェネ―ティブバーナーを搭載しております。また10トン未満では使い勝手の良い電気抵抗加熱を利用しております。(もちろん大型での電気加熱は可能です)。
高還元性をもち熱伝導の良い水素雰囲気をする事により短時間で光輝に仕上がります。その事により加熱燃料費及び後加工の削減でカーボンニュートラルに貢献しています。
1基2ベース⇒2基4ベース、3基6ベース、4基8ベースの様にベースを増やすことにより1チャージ目の冷却中に2チャージ目の加熱をする事により効率を上げる事が可能です。
RAV型真空パージ式光輝熱処理炉
電子部品・精密機械部品は機械加工精度の向上とともに加熱においても、清浄なガス雰囲気中で精密な加熱を行わなければなりません。
RAV型は完全密閉容器を真空置換し、清浄な雰囲気ガスを送入し良好な温度分布で加熱を行う精密加熱炉です。
国内外の電子部品メーカーに多数の実績があります。
銅合金・アルミニウム合金・チタン合金などの非鉄金属材料を、水素ガス・窒素ガス・アルゴンガスなどの保護雰囲気の中で溶体化・焼なまし・時効硬化などの熱処理を行います。
コネクター材料に代表される接点材料、メガネフレーム、アクセサリー、自動車部品、航空機部品などの様々な分野で利用されております。
PMR型ポット型真空パージ式光輝焼鈍炉
ポット型(たて型)光輝焼鈍炉 はBMR型のベルタイプに対してPMR型はポットタイプの光輝焼鈍炉です。
ワークの材質、用途、数量、重量、建屋の条件に合わせて選択できます。
PMRの使用温度は200℃~750℃で、処理重量(グロス)は400kg~2000kg/チャージです。
PMRの処理終了後は、そのままの状態でゆっくりと冷却を行います。
また、熱交換器によるガス循環方式の急冷も可能です。
非鉄金属用炉
表面硬化熱処理シリーズ
窒化ポテンシャル制御、小型浸炭処理炉
サーマル(Thermal)の精密部品の耐摩耗性の向上に表面硬化=窒化処理、浸炭窒化処理のラインナップを紹介します。
NITRONAVI®搭載横型真空パージ窒化炉
NITRONAVI®を搭載したRAV-Nは、制御窒化として精密な制御と高効率な窒化処理を実現するための究極のソリューションです。
〇低コスト・短納期・高信頼性:高い標準化率で、コスト削減、短納期、高品質を実現
〇ニーズに応える柔軟性:豊富なオプションで、お客様固有のニーズに対応します
〇最適な熱処理レシピ:最適な材料特性を引き出す、ベストなレシピをご提案
〇安心のサポート体制:サーマル・パーカー熱処理工業株式会社のSEが安定操業サポート
窒化制御用システムNITRONAVI®(ナイトロナビ)
パーカー熱処理工業株式会社製NITRONAVI®(ナイトロナビ)は窒化処理に必要な各種ガス、温度及び時間を自動コントロ―ルする事により、用途に応じた窒化組織、硬度、深さを制御するユニットです。事前に適正なレシピを作成する事により目的に合った窒化処理を実現します。
SAD型小型浸炭炉
本浸炭炉は50kg~100kg迄の小ロット少量生産の浸炭処理が可能です。
一般的な浸炭処理はバッチ当たりの処理量が多く、大きさ、板厚が全く違う処理品を同じバッチ内で処理する事が多いです。
本設備は小型なので目的に応じてレシピを変えて処理する事で適正な浸炭処理をする事が出来る小回りの利いた設備になっております。
Thermal(サーマル)の表面硬化炉
水素利用の熱処理受託加工
栃木県の那須工場にて水素利用の連続熱処理受託加工
栃木県大田原市の弊社那須工場では水素利用の連続炉によるステンレスの光輝焼鈍、ステンレスの光輝焼入れ、ろう付け加工等の熱処理受託加工を行っております。
お客様の製品加工に最適な熱処理条件を導き出して、水素ガスを使用した高品質な光輝熱処理加工を行います。
受託加工例
こんなことでお困りではありませんか。
・毎日はないが熱処理が必要である。
・少量生産なので熱処理設備が購入できない。
・熱処理設備はあるが長尺品の処理が出来ない。
・熱処理技術を任せられる担当者がいない。
・熱処理のノウハウを持った人材がいない。
・習得する時間がない。
・自社に熱処理設備を置く場所がない。
・水素を利用した光輝熱処理設備導入にはハードルが高い。
・とにかく熱処理について相談に乗ってほしい。
サーマルの熱処理受託加工にお任せください!
水素100%から水素+窒素混合ガスでの処理が可能
3000m³の水素タンクを設置しているので混合比を変えた水素+窒素の混合ガスでの処理に対応可能で、低コストで熱処理ワークを非常に美しく仕上げる水素処理が可能です。
処理物や目的によって、自社製の2種類の熱処理炉を使い分けます。
サーマルの熱処理受託加工は、自社で開発、製造している熱処理炉を利用して行います。
連続炉ですので量産処理も可能です。
ストレートタイプ(水平型)水素雰囲気炉連続炉での処理
水素雰囲気炉連続炉で定番のハンプバックタイプ(前後傾斜型炉)ではなくストレートタイプ(水平型)の連続炉であるため長尺処理品(1m~10m程度)の処理が可能
熱処理受託加工の詳細
出展社情報
株式会社広築 サーマルGr
- 会社概要
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株式会社広築は「熱と総合エンジニアリングを核に、お客様をはじめ社会にご満足いただく価値を創造する」ことをビジョンに研鑽を続けて参りました。各種製鋼メーカーをはじめ多くの熱に携わる企業様とのお取引を通じ築炉工事、プラント建設、サポートオペレーション技術を習得してきました。その中の一つであるサーマルGr(Thermal)は小型・中型金属熱処理ブランドとして60年を超える歴史を持っています。今回は抵抗加熱を中心としたサーマル(Thermal)ブランドの御紹介をいたします。
広築にはファシリティ事業としてサーマルの他にダイキャスト用の溶解・保持炉を中心としたホリメシイ(Holimesy)、高機能材料先端技術材料粉体の熱処理を中心としたアドバンヒート(AdvanHeat)があります。
ホリメシイとアドバンヒートに関しては以下からYouTubeチャンネルをご覧ください。